最近やたらとメディアに取り上げられているChatGPT。
本記事では、ChatGPTとは何か、活用事例、メリット・デメリットについて紹介したいと思います。
ChatGPT公式サイト
ChatGPTとは何か
ChatGPTは、OpenAI(人工知能の研究・開発を行うアメリカの非営利団体)が開発したもので、GPTは「Generative Pre-trained Transformer」の略です。GPTは、大量の自然言語処理タスクに対して事前トレーニングを受けることにより、自然言語の生成やタスクの解決に優れた性能を発揮することができます。
ChatGPTは、このGPTを応用して作られたもので、人工知能による対話システムの一種です。ユーザーが質問をすると事前にインターネット上にある大量のデータで学習した情報をもとに適切な回答を生成し、一般的なトピックについての回答を提供することができます。また、最近の研究では、人間との対話においても高い応答能力を示すことが報告されています。
ChatGPTの活用事例
【情報収集】
様々なトピックについての情報を提供することができます。例えば、特定の商品の特徴やサービスの内容を知りたい場合、または特定の場所の天気や観光スポットについて知りたい場合など、ChatGPTに質問することで、必要な情報を収集することができます。
【問題解決】
一般的な問題に対して答えを提供することができます。例えば、プログラムのエラーコードを解決したり、特定の言葉の意味を調べたりすることができます。
【外国語の学習】
英語、中国語はもちろん、多数の言語の対応をしているため、外国語の練習にも役立ちます。例えば、英語で質問をすることで、自然な英会話の練習ができます。また、ChatGPTの回答から新しい英単語を学んだり、文法に関する知識を補うこともできます。
【会話の相手】
人工知能ながらも、対話の相手としても活用することができます。例えば、隙間時間等で、友人に電話やLINEを送るのは迷惑になるけど時間つぶしに対話の相手が欲しい時、ChatGPTと話すことで、隙間時間を埋めてくれることもできます。
ChatGPTのメリット・デメリット
メリット
【多岐にわたる知識を持っている】
広範囲にわたる分野の知識を持っています。そのため、様々なトピックに関する質問に答えることができます。
【24時間いつでも利用できる】
オンライン上で動作するため、24時間いつでも利用することができます。また、待ち時間もほとんどないため、迅速な回答が期待できます。
【質問に対して即座に回答が可能】
機械学習によってトレーニングされた人工知能のため、一般的な質問に対して即座に回答することができます。
【多言語に対応している】
多言語に対応しています。そのため、世界中の人々が利用することができます。
デメリット
【情報の正確性がにかける】
インターネット上にある情報をもとに回答を生成するため、情報の正確性が保証されていない場合があります。
【専門性すぎる質問に対応がむずかしい】
大量のデータをもとに回答を生成するため、個別の専門性の高い質問に応じた回答をすることができない場合があります。
【対話の自然さが不足している】
チャットGPTは、機械学習によってトレーニングされた人工知能であるため、自然な対話をすることができません。そのため、回答が非常に正確であっても、対話の自然さが不足していると感じる場合があります。
まとめ
今回は、ChatGPTの基本的な能力について紹介しました。
人間に近いレベルの文章を生成できる能力をもっているChatGPT、近年のAI技術の発展には驚きですね。
この記事では触れておりませんが、ChatGPTは、その精度の高さから、検索エンジンとしての需要が期待されてます。現在、googleが1強の検索エンジン業界に革命が起きる可能性があると話題になっているようです。
マイクロソフトは、ChatGPTの技術を、自社のインターネット検索「Bing」に搭載すると発表しました。一方、Googleは「Bard」と呼ばれる対話型AIを発表し、これに対抗する構えを見せています。キーワードを打ち込んで検索する時代が終わり、対話形式で検索する形にシフトする可能性も大いにありますね。
さらに進化し、音声や画像、映像まで認識するようになれば、映画の世界のようなことが現実になるかもしれません。
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